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craffti(クラフティ)というネットショップをオープンしました。
クラフトTシャツ&アイテムを扱います。

スタートアイテムは
イラストレーターまつしまゆうこさんが生み出した
ゴリラのキャラクター「ゴラル」と
クラフトビールのスタイルテキストを組み合わせた
「ゴラル・ビールTシャツ」です。

プリントは手刷り一点ものTシャツにこだわる
undetrose(アンデトローゼ)さん。
ゴラル・ビールTシャツも一つとして同じものはありません。

覗いてみて下さい。

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『アップル 世界を変えた天才たちの20年』
ジム・カールトン著 山﨑理仁訳 早川書房

細切れに読んでいた上下本を、ジョブズの死を機に一気に読んだ。

この本は、アップルの創業から初代iMacの発表までを追ったドキュメントである。執筆・出版は1998年。私はそこから10年以上も先の未来を知った上で歴史を振り返ることになる。ずっとMacとともに過ごしてきた漢字Talk世代としては感慨深いものがある。

ジョブズがアップルを追われたあと、いかにアップルは迷走し何度も危機に陥ったか。ジョン・スカリー、ジャン・ルイ・ガゼー、マイケル・スピンドラー、ギル・アメリオ………。何人ものTOPがアップルを混迷の淵へと導いて行った。インテルに対抗するための新しいチップの開発、IBMとの合併交渉(!)、サン・マイクロシステムズとの合併交渉(!)、Mac互換機のライセンス供与、そして何よりもシステム7の後を担うモダンOSの開発、これら生き残り戦略の多くは頓挫し、アップルは本当に倒産寸前まで追い込まれた(新しいチップはPowerPCとなって市場に出て、一時、アップルを救う。互換機も三社ほどのメーカーからでたが、後にジョブズによってつぶされる)。

この時代、アップルに翻弄されながらもMacと付き合ってきたユーザーは、本当に文句ばかりいっていたと思う(苦笑)。Mac版を出す予定はありませんと一体いくつのソフトウェア会社にけんもほろろに言われたことか。帝国主義的窓系のユーザーには「へぇ、Mac使ってるんだ」と冷ややかに言われ続けた。そんな情けない状況のはけ口をアップルの経営陣にぶつけていた(もちろん、その声は届くはずもないのだけれど。今のようにメールなんてできなかったしね)。

そしてNEXTのOSを引っさげて、ジョブズが返り咲く。

「Think different」。

iMacの誕生だ。本書が追っているのはここまで。

未来を知らぬ著者はこう言っている。

「フル装備のPentiumマシンが1000ドルをはるかに下回る値段で買えるのに、はたしてどれだけ多くの人々が1299ドルのiMacを買うだろうか」

しかもフロッピーディスクドライブがiMacには搭載されていなかった。この時アップルは、ネットワーク経由で保存したりダウンロードできるため、フロッピーディスクドライブは陳腐化しつつあると説明したという。

これは、今の時点からみればなんという先見性だろうと思えるが、当時はまだまだそんな環境ではなかったと思う(結局サードパーティの周辺機器がその穴埋めをするわけだが)。

著者はこの時点でかなり懐疑的なコメントを残している。

「初代Macintoshの発表をどれだけ真似ようとも、この製品はMacとは違い業界を変えることを運命づけられた製品ではなかった。せいぜい、病んで疲弊した会社に新たな命を吹き込むだけだろう」

だが著者は最後にこうも述べている。

「どのような結末を迎えるにせよ、世界はアップルコンピュータに感謝しなければならない。彼らこそが、無鉄砲といえども、情報化時代の勇敢なパイオニアなのである。アップルはこの新しいエキサイティングな情報化時代の夜明けを告げる旗を誇らかに掲げ、われわれが今日慣れ親しんでいる多くの技術革新の道を切り開いた。そしてアップルの物語はアメリカ合衆国のビジネス史上屈指の風変わりで悲惨な展開を見せたにしろ、この会社はやはり、いかなる経営的失敗にも決して打ち消されることのない確固とした地位を歴史の中に築いたのである」

私たちは今、社会を大きく変えるだろう企業が、アップルとGoogleと、もしかするとfacebook(?)であることを知っている。ウィンテルは、ジョブズが過去に言っていたように、T型フォードの役割を果たしてきたことは確かだろう。しかし我々は悦楽を知ってしまったのだ。林檎を一齧りして。

ジョブズ亡き後に、

アップルが同じ過ちを犯さないことを願うのみである。

ミタケオアシンさんの来年二月での閉店を聞いて、感慨に耽っていたら、面白いロケーションにダイニングができていることを知る機会があって、週末のランチにお邪魔してきた。

tokiyaさん。

たどり着くと、住宅街での営業反対などの貼り紙が……。
駐輪でまわりを刺激してはいけないと、
自転車を敷地内に入れていると、ちょうどオープン。

仔羊のメンチカツとビールを。
ビールはすぐに来たのだけれど、メンチカツがなかなか来ない。
メンチをつまみにと思っていたので、タイミングがずれてしまった。

あとから入ってきた二人連れのうち、女性が頼んだ生姜焼きは
メンチカツ以上に出てこない(笑)。

しかし!
これが凄かった。といってもチラッと見ただけですが。
普通の生姜焼きとは全く違う代物。
次はこれで決まりだ!

2011/05/24 Tue.

Facebookでつながる。

たて続けに二つのイベントに参加してみて感じたのは、
Facebookがかなり浸透しているということだ。
今、メールアドレスを交換するなんて光景はなく、
(もちろん、名刺にはそれぞれ書いてあるんだが、ほとんどみんな意識していない)
「Facebookやってます?」みたいな会話があちこちで。
やっていることが分かれば、それで済んでしまう。

後日、名前で検索すれば、
交流の場では聞けなかった興味や関心も含めて
人となりが伝わってくるプロフィールを知ることができるし、
連絡をとることもメールより簡単だ。

メールだと送って返事をもらって、
そこからどうつながっていくかということが意外と難しい。
Facebookなら、メッセージのやりとりだけでなく、
そこにその人が居るという感覚をもつことができる。
それぞれが、自分の興味のあることに「いいね!」といってみたり、
情報を発信しているからだ。
メールより全人格的ということがいえるかも知れない。